時代遅れの日本の歯科医療

欧米では、歯科医療サービスに対する公的保険の給付率が日本とくらべると大変低いことがわかります。一方で予防的な処置や定期的なチェックのための検診に対する保険給付率は日本より高くなっています。そういった欧米諸国と比較した場合、日本の医療制度は歯科疾患に対する治療に重心を置いた昔ながらの制度となっています。

日本では歯科医療が公的保険適用になった1920 年代から1930年代、工業的に生産された安価な砂糖が普及しました。その砂糖の消費が増大したことに伴って、のう触罹患率が急激に上昇したのです。その時期に確立した歯科医療体制が、現在もなお継続されている、という事実をご存知でしょうか。

歯科医療制度も同様で、1960年代に整備されたものがその時のまま継続されているのです。つまり、日本では古い歯科医療体制をひきずったまま、欧米諸国のような予防歯科への意識が二の次にされてきたと言えるのです。時代の変化やニーズに応じ、日本でも医療保険や医療体制は様々な変革を遂げてきたと言える側面はあるものの、その基本的骨格は現在もなお旧態依然のまま維持されてしまっている、と言わざるをえないのが日本の歯科医療制度の現状なのです。

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