予防のためにできること

虫歯大国・歯周病大国と称されることもある日本ですが、平成17年の日本の歯科疾患実態調査によれば、80~84歳の1人平均現在歯数は8.9歯、また80歳以上で20歯以上を有する者の割合は17.3%です。このことから日本では「健康日本21」の目標の早期実現に向けて更なる国民の意識への喚起が必要であることがうかがえます。国民の健康を守るべき厚生労働省も、これまでの予防歯科への消極的な態度を改めて、一刻も早く世界標準レベルをめざした対策をおこなうべきです。つまり保険の適用範囲についても早々に改善をはかるべきだと言えるでしょう。

「8020(ハチマルニイマル)運動」の実現に向けて、予防歯科を保険適用範囲へと変えることで、スウェーデンのように予防歯科に力を入れ、虫歯や歯周病になる人を減らしてほしいものです。また、予防歯科のために国ができることは他にもまだあるはずです。たとえば水道水へのフッ素添加です。みなさんは世界の100カ国以上で水道水にフッ素が添加されている事実をご存知でしょうか。フッ素は歯や歯茎に悪いとされる酸の分泌を抑えるだけでなく、細菌を出す酵素の働きを阻害し、唾液中に含まれるミネラルの沈着を促進して歯の再石灰化を助けてくれます。虫歯になりやすい歯に作用して、歯そのものを強化してくれるというメリットもあります。フッ素が危ないと思っている人もいるようですが、日常生活で普通に水道水を摂取する分には、何の問題もないということを科学的根拠からしっかり理解しておくべきでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です