行政ができる予防歯科

キシリトールの活用も行政ができる予防の一種です。キシリトールとは、砂糖にかわる甘味料の一種です。その働きとして虫歯菌であるミュータンス菌に酸をつくらせない、という効果があります。虫歯菌は砂糖と間違えてキシリトールを取り込むことで弱ってしまい、歯を溶かす酸をつくることができません。このようにキシリトールも虫歯予防には有効ですが、国は水道水へのフッ素添加と同様に、あまり積極的に推奨はしていません。世界標準からみても予防歯科に消極的である日本の厚生労働省は、残念ながら国民の歯の健康についてはまだまだ意識が低いということを認めざるを得ません。

私たち日本人の多くが、歯が悪くなるのを待ってから治療し、また悪くなってしまったら治療を重ねる。しかも世界標準ではかんがえられないような悪質な材料を使った保険治療を、しっかり理解し深く考えないままに受ける、というのが日本人の歯科医療の実態とも言えます。その原因とも言える日本の歯科医療制度について、その仕組み自体が私たちの歯を悪くしている、と言えるのかもしれません。そもそも国がやるべき予防歯科という施策について、日本でも保険の範囲内にちゃんと予防歯科を導入すれば、わたしたちは歯科医療費を大幅に減らすことができるはずです。ましてや今後ますます高齢化がすすむ日本の社会においては尚更ですが歯科保険制度をもっと意義あるものに変革していく必要があるといえそうです。

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