高齢者の口腔ケアのススメ

「除菌」「殺菌」が叫ばれる現代生活の中で、皆さんは衛生的な暮らしを実現していると感じているかもしれませんが、何よりも細菌たちの絶好の住み家となっているのが、皆さんのお口の中であるのです。こんな事を話していると、皆、ギョッとした顔つきになるのですが、細菌たちは、皆さんの身体のあちこちに住み家をもっています。彼らにとって、温度、湿度、栄養などの好条件が揃えば、そこは細菌パラダイスでもあるのです。高齢者に多い誤嚥は、この細菌たちが飲食物や唾液などと一緒に、気管や肺に入り込み、悪さをする事から始り、肺炎を引き起こすようなキッカケとなる事があるのです。高齢者にとって、肺炎は命取りとなるような重大な危機と考えるべきであり、まず、誤嚥を予防するには、口腔ケアが重要であると、専門家たちは述べています。歯科に定期的に通院することは、口腔ケアの第一歩であり、生命を守る第一歩でもあるのです。近年、日本では、高齢化社会を迎え、高齢者が自宅で受診できる医療システムの導入や普及が急ピッチで進められています。訪問歯科診療も、その取り組みの1つとされ、多くの患者さんの治療や口腔ケアが行われています。何よりも口腔ケアは、棺桶に入るまで、継続して行わなければならない、大切な介護の見守りの1つであります。高齢者にとっての口腔ケアが、大変大切であるというじゅうようどの認知が、今後益々広められていければと考えています。

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