歯の健康寿命

あなたが年を取った後にも、自分自身の歯で美味しくものを食べて健康に生活を送っていくためにも口の中や、歯の健康は欠かすことができません。戦後、国民の栄養状態は向上し、様々な病気に対抗する基礎的な免疫力は高まりつつあります。それに伴って、様々な食品が開発され、過剰に糖分や塩分を摂取することのできるものもスーパーマーケットなどにはあふれています。このような食品を摂取した後にブラッシングなどをしないのであれば、戦前の口内環境に逆戻りしてしまうことになってしまいます。いくら医学が進歩して、栄養状態が改善されたとしても、けっきょくのところ、人の意識が変わらなければ何もならないということでしょうね。特に年配の方々の世代には、思いきった意識改革をしてほしいものです。それに、歯の病気となって排出された細菌が血流にのって全身に運ばれることで様々な全身の病気にもつながる可能性を秘めていると言われればなおさらですね。歯の病気をきっかけにして全身の病気につながってしまうことほどあまりにも悲しいものはないのではないでしょうか?このような事態を未然に防いで、健康で快適な「歯」生活を送るために、歯の健康をしっかりと保つために、普段の自分自身の食生活であったり、ブラッシングを見直したりするほか、不安な点などがあるばあいなどには定期的な歯科検診を受けたり、歯科衛生士からのアドバイスを受けたりするなどして、積極的に予防歯科に関わっていく態度を持っていくことが重要だと言えるのではないでしょうか。今後も予防歯科のブームは続くでしょうから、その流行に乗っかる形で、上述してきたさまざまな療法を試しながら歯の健康をたもっていきましょう。

セカンドオピニオン

適切な処置をしたにもかかわらず、医療で避けることのできない不可抗力的なあと戻りです。

どのようなケースや症状があと戻りしやすいかは、経験豊富な矯正専門の医師であれば、ある程度はわかっているはずです。
そういう歯科医師であれば、あと戻りしやすいことを、治療開始前にくわしく説明してくれます。

あと戻りが起きやすいケースの1つが、患者側が保定装置の使用を怠ったり、壊れた状態を放置したままにしたことで生じるというケースです。
要は、患者側の責任。
いずれにしても、経験豊富な矯正専門の歯科医師であれば、きちんと説明を行った上で、状況に応じた対応が可能です。

気になることが生じたときには、まずは主治医に相談してみましょう。
納得できる答えや説明が得られない場合は、他の矯正専門の歯科医師にセカンドオピニオン(第三者の医師に病状や治療について客観的な意見をもらうこと)として相談する方法もありますので、選択肢として考えるのもよいでしょう。

正しい矯正治療を行う

ブリッジの場合は、矯正治療を行うにあたって、ほとんどの場合、歯を個々に切り離すことになりますので、矯正治療終了後につくり直す必要が生じます。
矯正後、時間がたつと歯並びが元に戻ってしまうことはないのか。あと戻りには三つのパターンがあります

矯正治療では、いわゆるあと戻りがよく問題になります。
あと戻りとひと口にいっても、言葉の意味は暖昧で、大別すると三通りのパターンがあります。

そのひとつは、歯科医師側に問題がある場合です。
歯科医師が矯正の正しい教育を受けていないため、患者の成長、発育を予測する能力に欠けていて、かみ合わせや歯並びが悪い原因を読みとる能力がないためにあと戻りが起こるパターンです。
歯科医師全員が矯正の勉強をしているというわけではないのです。

こういったことは、じつによく聞きますので、正しい矯正治療を行う専門の医師を選ぶことは、非常に大切です。

歯石の除去方法

スケーリングやルートプレーニングには、歯垢(プラーク)が付着しやすい因子を取り除き、患者が自分で歯垢を取り除きやすい環境をつくることが目的です。

歯石は、歯垢が付着しやすい最大の因子といっても過言ではないでしょう。
その証拠に、歯石を取り除いたことで歯肉の腫れがひき、歯周ポケットが浅くなることもあるそうです。

歯科医師の中には、スケーリングやルートプレーニングで歯周病の8割前後は治療できると考えている人もいるそうです。

ここで注意してほしいのは、治療できるといっても歯垢をとればすべて終わりというわけではないということです。
なぜならせっかく歯垢や歯石を取り除いても、患者が普段の歯みがきを真面目にしなければ、再び歯石は増えてしまうからです。
歯周病の再発を防ぐためには、日頃のケアが何よりも大事だといえるでしょう。

歯科医師の多くは、患者の努力がなければ歯科医師がどれだけ熱心に治療を行っても歯周病はよくならないと考えているそうです。
この点で、歯周病の治療は難しいものだといえそうです。

歯科医院で歯石を除去してもらった患者に話を聞くと、歯ぐきが下がってすき間が広がり、前より食べ物が挟まりゃすくなった、歯がしみるようになったという人がいるようです。
歯石を除去する前に歯周病の症状がなかったとしたら、歯石を除去したことによって症状が出てしまったと感じるかもしれません。
しかし、歯ぐきが下がった理由は、すき間をふさいでいた歯石をとったことで歯ぐきの腫れが引いことであり、歯がしみるのは歯石をとった歯の根の部分が露出したからです。

「出っ歯」や「開咬」

指しゃぶりによる「出っ歯(でっぱ)」や「開咬(かいこう)」も要注意です。

乳歯列期の出っ歯や開咬は、「たいした問題ではなく、そのうちに治るだろう」と考えるお父さん・お母さんは多いようです。
しかし、指しゃぶりによる出っ歯や開咬の状態は、歯を取り囲む筋肉の発達にも影響しますし、口元をひらいて呼吸をしたり、口元が突出して外見も悪くなります。

何よりも、乳歯列期は食べものをかんで飲み込む岨鴫や牒下、発音、呼吸などの大切な機能を習得する時期です。
乳歯列期の出っ歯や開咬の状態は、これらの機能の発達に悪影響を及ぼすことを忘れてはなりません。

永久歯が生えかわる時期まで、それらのくせを持ち越さないことが重要です。

歯周病に関する手術

近年、歯周病の治療に用いられる新たな技術が開発され、歯周外科の治療技術は格段に進歩しているといいます。以前は歯周病が悪化してしまうと最悪、歯を失うことがありました。現在では手術できる条件さえそろえば、ある程度歯を残すことも可能になっているそうです。

基本的に歯周病で手術が必要になるのは、歯周ポケットが深すぎるためにスケーリングなどでは歯石の除去が困難になった場合です。手術方法は歯ぐきの状況によって異なりますが、比較的多く行われるのが「フラップ手術。麻酔をして歯ぐきを切開し、歯根面の汚れをきれいに除去した後で、歯肉を元に戻して縫い合わせます。手術にかかる時間はおおむね1時間程度で、術後1週間で抜糸します。この手術では健康保険が適用されるそうです。

この手術はあくまで進行を止めるのが目的ですが、歯周ポケットを浅くすることができますので、歯周病菌が少なくなるというメリットがあるそうです。

ほかに、腫れが引かない歯肉を除去する手術や、歯周ポケット自体を切除する手術、プラークコントロールを正しく出来るようにするための歯肉や粘膜の形を変える手術もあります。しかし、一度壊れてしまった歯周組織を、こうした手術で修復することは難しいそうです。そこで、最近「歯周組織再生療法」という治療方法が注目を集めているといいます。健康な歯周組織が再生するまでには相当な時間が必要ですが、昔はこのような治療法は存在していませんでした。この点からも、歯科手術の進歩が垣間見えます。

歯周病の二つの治療法

歯周病の治療は、短期間で終わるものではありません。長い時間をかけて治療に取り組む必要があると思います。しかし、長い間、歯科医院に通院し続けるの面倒だし大変です。治療の途中で通院をやめる人もいることでしょう。また、もっと簡単に治せる方法を教えてほしいと思う人もいるかもしれません。

歯周病の基本的な治療の進め方は、大きく次の2種類に分類されます。一つ目は、歯周基本治療です。これは、歯周病の原因を一つでも多く取り去ること。プラークコントロール、スケーリング、ルー卜プレーニンク、歯垢を増加させる因子の修正、かみ合わせの調整などをのことを指します。これらは、すべての歯周病患者に行うものとされているそうです。

二つ目は、歯周外科治療です。基本治療を行っても深い歯周ポケットが残っている場合に行われます。また、歯周病によって歯周組織が破壊されているケースもあります。このケースでは歯周組織を再生する歯周外科による治療(手術)が行われることになります。

この時に重要なのが、患者の意思です。たとえ手術が必要な状態だとしても、患者が拒否すれば手術ではない妥協的な処置をせざるを得なくなるからです。歯周病の治療には、患者に治療方針を明確に伝えること、そして理解を得ることが重要だと思います。しかし、歯科医院の数が少ない地域では、むし歯治療に時間を取られて歯周病の治療が十分にできない場合もあるそうです。患者が歯周病の基本的な治療を知っておくことも必要かもしれません。

歯垢とは

歯垢(プラーク)という言葉を聞いたことがあっても、具体的にどのようなものか説明できる人はあまりいないでしょう。歯垢とは簡単に言うと、口内で繁殖した細菌が水に溶けにくいネバネバした物質とともに歯の表面についたもの。細菌のかたまりと言ってもいいかもしれません。

歯の表面や歯と歯の間に、白いネバネバしたものがついていたら、それが歯垢です。歯垢は歯にくっついているため、口をすすぐだけで取り除くのは難しいです。ですが、歯みがきをすれば、歯垢を取り除くのは難しいことではありません。

歯垢を放ったらかしにしておくと、唾液に含まれるカルシウムやリンと結びついて石灰化していき、歯石になってしまいます。歯石の表面は軽石のようにザラザラしているため、そこに歯垢がつきやすくなり、歯周病の原因にもつながるといえます。

ここまでくると歯ブラシは取り除くことが難しくなります。歯科医院へ行き、歯科医師や歯科衛生士による専門的な歯石除去を受けなければならないでしょう。歯石除去にはスケーラーという名の器具を用い、歯の表面や歯ぐきの内側についた歯垢や歯石を取り去ります。この歯石除去は、歯周病の初期治療としても重要だと考えられています。

歯石除去の方法にはいくつかあり、前述の「スケーリング」のほかに、キュレットと呼ばれる器具で歯肉縁下の歯石を除去し、歯垢などで汚染された病的なセメント質を除去して歯根面を滑らかにする方法があるそうです。

歯周ポケット

歯(歯根)と歯肉(歯ぐき)の間にできる溝のことを歯周ポケットと呼びます。健康な歯ぐきの場合、歯と歯肉が密着しているので、溝はあまりありません。一方、歯周病の場合は歯ぐきが腫れるため、歯肉が盛り上がって歯から離れてしまいます。すると、自ずと歯周ポケットの溝が深くなっていくというわけです。

歯周ポケットは歯周病予防にとっては大敵だと思われます。なぜなら、歯周病原細菌は空気を避けてポケットの中に入り込み性質があるからです。細菌がポケットに入り込むということは、炎症が歯肉の奥深くまで広がることでもあるといえるでしょう。そして、さらにポケットは深くなり、歯肉炎から歯周炎へと悪化してしまうのです。したがって、歯周ポケットの深さをみれば、歯周病の進行度がある程度わかると思います。

歯周ポケットの深さを測る器具のことを「ポケットプローブ」といいます。ポケットごとに深さは異なるため数カ所のポケットの深さを測定するのが一般的です。

歯周病で歯を失わないためには、とにかく早期に発見・治療することが重要です。したがって少しでも歯ぐきに異常を感じたら、すぐに治療に取り掛かるのが良いでしょう。歯ぐきが赤く腫れたり、歯みがきのときに出血したりする程度でも歯周病を疑ったほうが良いかもしれません。自分で気づけるかどうかわからないという人は、歯科医院で定期的に検診してもらうのも良いと思います。そうすれば、早期発見・早期治療につながる可能性が高くなるでしょう。

歯周病治療のポイント

「歯周病」とは、歯を支える歯周組織に起こる病気の総称のことをいいます。そして、段階によって病名が変わります。

まず、歯肉に炎症が起こっている段階は「歯肉炎」と呼ばれます。歯肉炎が進行し、歯を支える歯槽骨まで炎症が及ぶと「歯周炎」と呼ばれるようになります。言い換えると、歯肉炎と歯周炎の病名の違いは、歯周病の進行度の違いと同じ意味だととらえて差し支えありません。初期の歯周病であれば歯肉炎、進んだ歯周病が歯周炎です。

歯科医院に行った時、歯肉炎と診断されたからといってまだ初期の状態だと安心してはいかないと思います。なぜなら、逆に言えば治療しなければ歯周炎に進行してしまうという意味でもあるからです。現在、歯周病を治すために大切なことは早期の発見と早期の治療だと考えられています。その理由は、歯肉炎の段階で発見できれば、歯みがきだけで治せる望みもあるからです。しかし、もし歯周炎まで悪化してしまった場合、大掛かりな治療が必要になることも考えられます。歯肉を切除したり、歯肉を剥離して歯の根元に付着した歯石をとったりするなどの治療です。最悪の場合、抜歯が必要になることもあるといいます。

こうならないためにも、歯肉炎の段階での発見と治療が不可欠だとされているのです。歯ぐきの腫れやぐらつきを感じた場合は、早めに歯科医院で診察してもらうことをおすすめします。歯を失う最悪の場合を想定すると、忙しいからと言って歯科医院に行くのをためらうこともなくなるのではないでしょうか。